• しゃべる機能(講音機能)の異常て何ですか?

    しゃべる(講音)機能は、口腔機能の問題のみならず記憶、思考、理解、計算、学習、言語、判断などの知的な能力をつかさどる認知機能の発達とも密接に関連しています。また、しゃべる(講音)機能に障害があると話の内容が伝わりづらくなり、話し相手が話し手の音に不自然さを感じてしまい、コミュニケーションに支障をきたすこともあります。このように、しゃべる(講音)機能の異常は、家族や友人、社会生活におけるコミュニケーションや学校等での学習面にも影響を及ぼし、本人の生活しづらさにもつながってきます。

     このために、早期治療によって子供のうちに機能回復してあげる事が重要です。

    しゃべる(講音)機能の異常は以下のことに注意していきます。

    口唇閉鎖不全、舌小帯の異常、顎の発育異常、咬合異常の有無、発音時のパ・タ・カ・ラ・サ行の子音の置き換えや省略、歪みの有無等を確認して診断していきます。

    以上の事をまとめると

    1、講音時に音の置換、省略、歪み等の異常がある。

    2、口唇の閉鎖不全がある。

    3、舌小帯に異常がある。

    4、顎の発育、咬合、顎運動に異常がある。

    5、鼻咽腔閉鎖不全がある。

    特に顎の発育、咬合、顎運動に異常がある。場合は当院を来院して頂ければ幸せです。

  • 小児の口腔機能発達不全症てなに❓

    口腔機能発達不全症と聞くと何か凄い病気になっているような、重々しい病名と感じませんか。

    今回は聞きなれないこの病名について説明していきます。

    口腔機能発達不全症とは以下のような成長発育期(小児期)の状態をいいます。

    食べる、飲み込む、話す、呼吸をするなどが十分に発達していないか正常に機能の獲得ができていない小児に診断されます。そして、これらの機能障害に対して原因となる病気が見当たらない事が重要です。

    すなわち、何の病気もないのに        

    1、食べ方が下手で、食事中に食べ物が口から零れてしまう。

    2、食べ物が上手く呑み込めない。

    3、食事時間が異様に早かったり、遅かったりする。

    4、発音が変で、言葉が聞き取りにくい。

    5、普段の生活で口を開けている。

    6、口呼吸である。

    などの症状がある場合に子供の場合は口腔機能発達不全症の病名がつきます。

    また、老年期にこの様な症状が診られる場合は口腔機能低下症と診断されます。

     

     

  • 舌は自然な矯正装置

    綺麗な歯並びはどの様なメカニズムで出来上がっているのでしょうか?

    実は舌が重要な役割を果たしているのです。

    下の図で示されているように口の周りの筋肉の力が釣り合うところに歯が並ぶように出来ています。

    (小児歯科学会HP抜粋)

    そのために外側の口の周りの筋肉がマヒすると歯並びは外側に歪みます。

    また、舌癌のように舌にダメージがおこると歯並びは内側に歪みます。

    歯並びは舌を包み込む入れ物です。        

    小児期に立派な舌の入れ物を作る事で口腔機能を向上させることが出来ます。

    小児の早期矯正治療は口腔機能発達にたいして非常に有効であると考えられます。

     

    (保団連 本当はこわい、いびき、無呼吸から抜粋)

    図の様に舌が奥に引っ込んだ状態となり口腔機能が低下します。

     

  • 外傷の受け口(下顎前突)

    運動中に前歯を強打して抜けそうになった症例です。一度抜けそうになった歯は歯根膜が傷つき将来、歯と骨が癒着して矯正治療しても歯が動かない事があります。そのために外傷が落ち着いたころに早期に治療を開始する事が多いです。

    16歳 男子 前歯部の外傷、受け口(下顎前突)の治療

          

    外傷症例には早期に矯正装置(ブラケット)を装着していきます。

    そのことで保定効果を期待します。また、外傷によって変わってしまった歯の位置を元に戻すことが出来るからです。

           

    その後、下顎にも矯正装置を装着して歯並びを綺麗にしていきます。

           

     

    その後、MEAW(マルチループ)と顎間ゴムを24時間利用する事で受け口(下顎前突)と歯並びを改善していきます。

           

    その後、矯正装置を除去していきます。

    治療前はAngleⅢ級でしたが歯(第一小臼歯)を抜く事無くAngleⅠ級に改善しています。つまり、矯正治療の最終目標である個性正常咬合になっています。

    治療前                                                                治療後

                     

    一口メモ 今回は受け口(下顎前突)の外傷症例でしたが、前歯の外傷が起こりやすいのは出っ歯の症例です。外傷によって歯が欠けたり、折れたりすることもありますので、その様な事故にあう前に矯正治療を行うと良いでしょう。

     

     

     

     

  • 子供時代が老後を決める

    60歳を超えると口腔機能の減退が始まってきます。

    ひとつの現象として、食べ物が上手く呑み込めないなどの咀嚼・嚥下障害といわれるような状態となります。これを老年期では口腔機能低下症という診断名をつけています。

    下の図(小児歯科学会HP抜粋)から分かるように、老年期の口腔機能低下症は成長発育期では口腔機能発達不全症と診断しています。

    どちらも口腔機能がある一定水準を下回ると機能異常が発現してきます。

    このふたつの期の違いは成長発育期では機能の向上が見込め、老年期では一般的には機能の低下しかないという事です。

    歯並びや咬み合わせに異常があると人生で一番、口腔機能が向上する時期のブレーキとなってしまいます。

    豊かな口腔機能の老年期を過ごすためには成長発育期に口腔機能の機能獲得や習熟を出来るだけ多く貯金しておく事が大切です。

    そのために早期の矯正治療は重要なのです。

    (小児歯科学会HP抜粋)

  • よくある受け口(下顎前突)

    日本では出っ歯の人が多いので保護者の方が特に気にされる不正咬合です。

    このまま放っておくと、口腔機能、顎関節、将来の顔貌などに影響が出てくる可能性が高い咬み合わせです。早期治療を行う事で上下顎骨の大きさと咬み合わせの高さ、受け口の改善を治療していきます。

    以下のように治療を進めていきます。

     

  • 10歳で歯並びがとっても悪い場合?

    矯正治療の最終目標は永久歯を機能的で美しい歯並びに改善する事です。

    しかしながら今回の症例の様にまだ奥の永久歯が萌えていない10歳、11歳ぐらいの場合では当院の早期治療には時期が遅く、また永久歯の矯正治療には少し早い時期があります。

    永久歯が萌えるまで2年ほど待つという選択肢もありますが、歯並びというものは待てば待つほど悪くなる事が多いです。

    そのために当院では本格的な永久歯の矯正治療の前に歯並びや上下の顎骨の状態を改善する治療を行う事があります。

    以下にその治療法を紹介します。

     

  • 受け口、子供の気になる噛み合わせ。

    わたしたちの周りには出っ歯の人が多いと思いませんか?

    黄色人種には基本的に出っ歯傾向の人が多いのです。

    そのために受け口(下顎前突)の子供は特に目立ちます。

    受け口(下顎前突)になる時期には3歳前後の時期と小学校5・6年生位の身長が伸び始める時期の2つがあります。

    当院の治療を始める時期は、上下の前歯が萌え揃う小学校2・3年生位から治療を開始する事が多いです。

    本日ご紹介する症例は7歳の女の子です。典型的な受け口(下顎前突)です。



    【一口メモ】
    受け口(下顎前突)だったので上顎骨の成長が抑制されていたために治療後に上顎骨はかなり大きくなっています。
    治療前の状態にしておくと将来、顔貌や呼吸機能、顎関節などに異常をきたす可能性がある為早期の治療が望まれます。

  • チョット出っ歯は難しい。

    あまり歯並びが乱れていると言うわけではないが、チョット出っ歯を治したい。
    と言う時に矯正歯科医院を訪れると、『第一小臼歯を上下4本も抜かなくてはいけない』と診断された方はいませんか?

    当院では以下のようにしてMEAW(マルチループ)を使って治療していきます。



    特に患者さんが気にしていたのは出っ歯ですが、この様に治療する事が出来て満足されています。

    一般的には上下の第一小臼歯を4本抜く可能性が高い状態ですが、MEAW(マルチループ)を利用する事で改善する事が出来ます。

  • “貯筋”て知っていますか?

    口の周りの沢山の筋肉によって口腔機能は活かされています。

    先日、「貯筋」という言葉を創られた福永哲夫氏(鹿屋体育大学学長)のご講演を聞くことが出来ました。
    その内容に深い感銘を受けたので、ここにご報告したいと思います。

    福永先生は貯筋運動プロジェクトを提唱されました。
    道具のいらない筋力トレーニングを毎日行って貯筋していく事を世の中に広げて、
    これからの超高齢社会において、多くのみなさんのQOLを高く長く保つことを目指されています。

    お金は借りることができますが、筋肉は借りることができません。
    自分で貯めておくしかないのです。

    そして筋肉を貯める唯一の方法は『使うこと』なのです。

    HPより抜粋
    詳しくは ”貯筋” を検索してみてくださいね!

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