乳歯と永久歯が混在する成長過程のお子様向けのマウスピース型矯正装置(インビザラインfirst)です。
治療の流れは通常とほぼ同じです。
いずみ歯科矯正歯科医院では、マウスピース型矯正装置(インビザラインfirst)を使い、以下の考えを基に口腔機能向上を考慮した矯正治療をご提案しております。
当院のマウスピース型矯正装置(インビザラインfirst)の考え方
全身を考えた矯正治療
口は、全身と密接に関係する非常に重要な器官であり、成長にも大きく関わってきます。お子様にとっての矯正治療は、まだ萌出していない永久歯の歯並びを整えるという目的が最重要課題ではありません。もちろん、永久歯の萌出後に歯並びを綺麗にすることも前提にあり、重要ではありますが、いずみ歯科矯正歯科医院では小児期にしかできない「口腔機能の向上」を第一に考えて治療を行います。
口腔機能とは、
- 喋る
- 噛む
- 飲み込む
- 呼吸する
等の、私たちが日常生活を送る上で、欠かすことのできない機能を言います。どこも病気ではないのにこれらの機能が十分に発達していない、または正しいやり方ができていない場合、「口腔機能発達不全症」と診断されますが、柔軟であるお子様は適切な介入により、この口腔機能の改善が期待できます。
発達のブレーキを取り除く
今、あなたの舌はどこにありますか?ものを飲み込むときに、口がすぼんではいませんか?いつ置いておく舌の場所や、飲み込むときに舌をどのように動かすかを、幼少期に教えられることは殆どありません。しかし、これらの正しい飲み込み方や舌の位置などは、口腔機能に大きく関与しています。そのため、早期に介入して正しく機能するよう改善をはかることで、噛み合わせや歯並びだけでなく、お子様の十分な発達を手助けできる可能性が高くなります。
口腔機能が全身に与える影響
認知機能
喋る(構音)機能に異常がある場合、発音だけでなく、認知機能及び心理的な影響を及ぼす可能性があります。これは、喋ることが、記憶や学習、判断などの認知機能の発達と密接に関わりがあることが理由にあります。
つまり、なんらかの原因でうまく話すことができないことから、コミュニケーションに支障をきたすことに繋がり、認知機能が十分に発達しないリスクが生じてしまうのです。
歯並びが悪くなる
歯や顎の骨は舌や頬のちからで、少しずつ動いてしまうことをご存じですか?実は矯正治療でも、数十グラムの弱い力を継続的に与えて歯を動かしているのですが、舌や頬はそれと同じ、もしくはそれ以上の力を与えてしまうことも少なくありません。
このことから、正しい飲み込み方ができていなかったり、舌を歯に押し付けたりという癖が慢性的に行われていると、それが原因となって歯列不正を引き起こしてしまうことが数多くあります。口腔機能の向上により、お口周りの筋肉が正常に機能することは、歯並びが悪くなってしまうことを予防するといった効果もあるのです。
成長の阻害
お子様で特に多いのが、鼻ではなく口で呼吸をしてしまう「口呼吸」です。口呼吸は歯並びや噛み合わせが悪くなってしまうだけではありません。口呼吸は、取り込む酸素量の関係から発達に関わる問題に発展することもあるといわれています。
大人になってから習慣となってしまった口呼吸を治すのは、非常に大変です。そのため当院では、お子様の口呼吸しなければならない根本原因に対して、できるだけ早めに対処することを推奨しております。
こんな症状はありませんか?
口腔機能が正しく機能していない場合、以下の症状が出ることがございます。
- 気管支炎
- 副鼻腔炎
- 唇がぽかんと開いている
- うまく発音できない
- 顎が極端に小さい、または大きい
- 噛み合わせが明らかにズレている
- うまく顎を動かせない
歯並びや噛み合わせだけでなく、体の発達を考えたマウスピース型矯正装置(インビザラインfirst)をご検討中の方は、ぜひ一度当院にてご相談ください。