受け口(反対咬合、下顎前突)の治療法
本症例は一般的な咬み合わせが上下反対に咬んでいる症例です。
治療開始年齢18歳1ヶ月 男子 下顎前突
▲治療開始前
治療は上顎から矯正装置を装着していきます。できるだけ目立たない矯正装置を装着します。この過程で歯並びが整いMEAW(マルチループ)を装着しやすくなります。
▲治療開始時の写真(同日に治療)
その後、下顎に対しても歯並びを整える為にできるだけ目立たない矯正装置を装着します。
▲治療開始から 2ヶ月後
歯並びが揃ったところで下顎と上顎の奥歯にブラケットという矯正装置を装着します。そして、ゴムを開始します。
▲治療開始から 6ヶ月後
上記の黄色い○印のところにゴムを掛けます。
MEAW(マルチループ)を使用する事で上顎前突(出っ歯)や咬合高径(咬み合わせの高さ)の改善をしています。
▲治療開始から 11ヶ月後
MEAW(マルチループ)を使用する事で上顎前突(出っ歯)や咬合高径(咬み合わせの高さ)を改善して2年6ヶ月で非抜歯での治療で綺麗な歯並びになりました。
☆終了時
▲治療開始から 23ヶ月後
治療後の後戻りが矯正では問題となりますが第一小臼歯を抜かないで治療しているため、後戻りも最小限で済みます。
比較写真
症例一口メモ
この症例は典型的な受け口(下顎前突)です。
主訴は見た目と顎の関節の不調を気にして治される方が多いです。
当院では歯を抜いたり、顎の装置(チンキャップ等の顎外装置)を使用したりする事なくMEAW(マルチループ)により治療する事が可能です。治療には、通常2年半位かかることが多いです。
どんな症例でも治療できるわけではありません。治療前の診査診断が必要です。