• 受け口(反対咬合、下顎前突)について

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    受け口(反対咬合、下顎前突)とは犬歯を含まない前歯が3本逆に咬んでいる状態を受け口(反対咬合)と言います。

    日本では約3~4%で見られます。そして出来れば早期に治療した方が良いタイプの不正咬合です。

     

     

    受け口の種類

    受け口には簡単に治るタイプ、治療が難しいタイプがあります。

    受け口を矯正学的に分類すると下の3種類に分類されます。

    • 歯槽性下顎前突:上顎骨、下顎骨の大きさは形態にはほとんど異常がなく、上顎前突の舌側転位や舌側傾斜、下顎前歯の唇側転位や唇側傾斜、またはそれらが合併することにより上下顎前歯が逆被蓋を呈するもの。
    • 機能性下顎前突:上下顎切歯の早期接触などが誘因となって、下顎骨が本来の顎位から前方に変位し下顎が近心咬合位に誘導され、上下顎前歯が逆被蓋を呈するもの(仮性下顎前突ともいう)。前歯の切端咬合での構成咬合がとれる。
    • 骨格性下顎前突:上顎の劣成長または下顎の過成長もしくはその両者によって上下顎前歯が逆被蓋を呈するもの。

     

    この3種類の形態は①➡②➡③と治療が難しくなります。

    次に③の受け口がどのように形成されるかを説明していきます。

     

    (何故、受け口(下顎前突)になるのか?基礎的な知識)

    矯正学では受け口の治療法を説明することはあっても何故受け口になるのか? の説明はあまり聞いたことがないと思います。

    というのは一般的に矯正治療は対処療法であるからです。

    八重歯などが診られると歯並びが悪いのは歯の大きさに比べて顎の大きさが小さい為との説明を聞くことがあると思います。

    この歯の大きさと顎の大きさとのアンバランスを歯科用語でディスクレパンシイといいます。

    このディスクレパンシイには下図にあるように

    アンテリア・ディスクレパンシイ(歯が見える部分)

    ポステリア・ディスクレパンシイ(見えない奥歯の部分)

    の2種類があります。

     

    (開咬の治療が困難である理由)

    1900年代の前半に始まった矯正治療は前歯の乱れ、特にドラキュラ伝説の影響(諸説あり)から八重歯の治療に重点が置かれました。

    矯正治療では歯を並べるために抜歯をしますが八重歯を効率的に治すためには八重歯の横にある第一小臼歯を抜歯する事が最も効率的であるために第一小臼歯を抜歯することがスタンダードとなりました。

    矯正治療初期の治療目標は前歯の歯列不正でした。その後、出っ歯(上顎前突)や

    受け口(下顎前突)などが治療対象になって来ました。

    歯並びの治療であれば第一小臼歯を抜いてその隙間を利用して歯を横に動かすことで治療することが可能です。しかし、受け口(下顎前突)や開咬の難症例の場合は歯をどんなに横に動かしても治療することはできません。

    そのために、現在は難症例の受け口(下顎前突)や開咬では骨を切って矯正治療をすることもよくあります。

     

    (開咬と受け口は兄弟です。)

    難症例である受け口(下顎前突)を非抜歯(第一小臼歯)で治療するためにはその原因を知り根本的に治療していく必要があります。

    八重歯などの乱れの原因はアンテリアディスクレパンシイにありますが

    受け口(下顎前突)の原因は臼歯部の歯の大きさと顎骨の大きさとのアンバランスが原因であるポンテリアディスクレパンシィにあります。

    前歯部のアンバランス(アンテリアディスクレパンシィ)は前歯を正常な位置から横に動かしてしまう為に八重歯などの歯並びの異常として現れますが、臼歯部のアンバランスであるポステリアディスクレパンシィは下の図のように歯を横に動かして歯並びの異常を引き起こすのではなく、臼歯部の歯の咬む高さ(咬合高径)を高くしてしまうという変化を与えてしまいます。

    図3-21のように臼歯部のディスクレパンシーがあると歯並びは横に乱れる事よりも咬み合わせの高さが乱れることがあります。

    すると咬み合わせは開咬になります。

     

    その後、咬む力が弱いと開咬という状態になります。

    また、咬む力が強いと図7-3の様に下顎を前に出してよく噛めるようにします。

    運動選手に受け口タイプの骨格が多くみられるのはこのためです。

    (受け口・下顎前突の治療方針)

    当院の受け口・下顎前突の治療法は第1小臼歯を抜いたり顎の骨を切ったりする対処療法ではなく、受け口(下顎前突)になる原因を解明して、その原因を改善していく根治治療法を行っております。その為にはMEAW(マルチループ)を利用して押し出された奥歯を元の状態に戻していく治療を行います。

     

    MEAWを用いた矯正治療 第一歯科出版  P63

     

     

    まずは矯正装置(ブラケット)をつけて歯並びを整えていきます。

     

     

     

    この開咬状態の原因であるポステリアディスクレパンシィを上図左側にある

    MEAW(マルチループ)によって改善していきます。

     

     

    すると開咬が改善して抜歯(第一小臼歯)することなく正常な咬合状態になります。

     

     

    治療期間は2年4カ月で終了しました。

     

    一口メモ 約20歳からの治療のため左右の顎骨の大きさが異なり正中が少し会いませんでした。ただ、治療は歯(第一小臼歯)を抜く事無く、ましてや顎骨を切ることなく患者さまが満足する咬み合わせとなりました。

    受け口(下顎前突)はひとつの原因ではなくいろいろな原因が絡み合って形成されていることが殆どです。

    先ずは当院に来院されて診査診断をして下さい。

     

     

     

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