「4本も抜歯」と言われた方へ ― それ、本当に必要ですか?

歯列矯正の相談にいらっしゃる患者さんから、こんな声をよくお聞きします。
「え…4本も抜くの?」
「他の医院で、4本抜歯が必要ですねと言われました」
歯を抜くことに対する不安や戸惑いは、当然のことだと思います。実は、抜歯をしなくても治療できる可能性があるケースは少なくありません。
一般的な抜歯矯正の考え方
歯がぎゅうぎゅうに並んでいる場合、従来の矯正治療では「小臼歯を抜いてスペースを作り、そこへ歯を移動させる」という方法が一般的に選ばれてきました。歯を抜くことでスペースを確保し、歯列を整えるという、シンプルで分かりやすいアプローチです。
ただし、この方法では健康な歯を抜く必要があり、抜歯そのものへの心理的な負担や、抜歯後の治療期間・通院の負担を感じる方も多くいらっしゃいます。
当院がご提案する「立体移動矯正」(非抜歯)
当院では、MEAW(マルチループ)の技術とインビザラインの進んだ技術、それぞれの長所を活かし、立体移動矯正という考え方を取り入れています。
歯を単純に横方向へ並べ替えるのではなく、歯を前後・左右・上下の三次元的な方向へ動かすことで、歯列そのものを立体的に広げ、スペースを生み出していきます。歯根の向きを丁寧に整えながら移動させることで、見た目だけでなく噛み合わせも含めたバランスの良い仕上がりを目指します。
さらに当院では、噛み合わせを重視した視点から、歯列の広がり方(上から見た歯並び)と噛み合わせの深さ(横から見た嚙み合わせ)の両方を確認しながら治療を進めており、見た目の改善だけに留まらない仕上がりを大切にしています。
なぜこの方法が可能なのか ― MEAW(マルチループ)の技術
この立体的な歯の移動を可能にしているのが、MEAW(マルチループエッジワイズアーチワイヤー)という技術です。
MEAWは、歯を三次元的にコントロールしながら移動させるための高度なワイヤー屈曲技術で、抜歯をせずに非抜歯・非外科での治療を実現するための重要な土台となっています。当院では、この技術をインビザラインによるマウスピース矯正と組み合わせることで、ワイヤー矯正で培われてきた精密な歯の移動の考え方を、より負担の少ない治療法の中に取り入れています。
「抜歯が必要」と言われて諦めかけていた方も、一度ご自身の歯並びが非抜歯で治療できる可能性があるかどうか、ぜひご相談ください。
実際の症例紹介
今回ご紹介したうさぎ先生のイラストは、実際に当院で治療した患者さんの症例をもとにしています。
治療前は歯がぎゅうぎゅうに重なり合い、特に前歯部分の凸凹や噛み合わせのズレが目立つ状態でした。他院であれば抜歯が検討されてもおかしくない歯並びです。


🦷リスク副作用 治療中の痛み、歯根吸収、歯肉退縮、後戻りなど
当院では、立体移動矯正の考え方で歯を前後・左右・上下に丁寧に動かし、抜歯をせずに歯列のスペースを作り出しました。治療後は、歯並びの凸凹が解消され、上下の噛み合わせも整った状態へと改善しています。
「自分の歯並びも、こんなふうに非抜歯で治療できるのだろうか」と思われた方は、ぜひ一度ご相談ください。実際の症例を見ながら、より具体的にご説明することもできます。
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