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受け口(下顎前突)
MEAW(マルチループ)を利用する非抜歯治療法
はじめに目立たないブラケット(歯に付ける矯正装置)を利用して上顎から歯並びを改善します。その折に同時にレジンを利用する事で咬み合わせの高さも挙上していきます。
歯並びを改善すると受け口がひどく見える時もありますが心配ありません。
次にMEAW(マルチループ)を利用する事で咬み合わせの高さや咬み合う平面の角度を変える事で歯(第一小臼歯)を抜く事無く受け口(下顎前突)を改善していきます。
また、MEAW(マルチループ)はゴムを24時間使用する事で最大の効果を発揮することが出来ます。
(一口メモ)
受け口の下顎骨の成長は手足の成長と同じ様に成長します。
この患者さんの場合はまだ下顎が大きく成長する可能性があります。
そのために、下顎の前歯部の咬み込みを通常よりも0.5㎜ほど深くして
後戻りしない様にしています。
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開咬症例(オープンバイト)
初診時12歳7か月 男子 開咬症例の治療法
矯正治療終了15歳3ヶ月
ブラケット(歯に付ける矯正装置)を利用して歯並びを改善します。
歯並びを改善すると本来の開咬状態になります。
MEAW(マルチループ)を利用して、歯を挺出させて咬合平面を変える事で下顎骨を回転させて開咬を改善していきます。
矯正治療終了15歳3ヶ月
一口メモ
通常の治療法としては臼歯部を圧下して治療することが多いのですがMEAW(マルチループ)の優れた点は咬合平面を変えて下顎骨を移動する事にあります。そのことにより外科矯正(骨切り)が必要か?という難症例の開咬
(オープンバイト)であっても歯を抜かないで外科矯正をしないで治療する事が可能です。
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受け口、子供の気になる噛み合わせ。
わたしたちの周りには出っ歯の人が多いと思いませんか?
黄色人種には基本的に出っ歯傾向の人が多いのです。
そのために受け口(下顎前突)の子供は特に目立ちます。
受け口(下顎前突)になる時期には3歳前後の時期と小学校5・6年生位の身長が伸び始める時期の2つがあります。
当院の治療を始める時期は、上下の前歯が萌え揃う小学校2・3年生位から治療を開始する事が多いです。
本日ご紹介する症例は7歳の女の子です。典型的な受け口(下顎前突)です。
【一口メモ】
受け口(下顎前突)だったので上顎骨の成長が抑制されていたために治療後に上顎骨はかなり大きくなっています。
治療前の状態にしておくと将来、顔貌や呼吸機能、顎関節などに異常をきたす可能性がある為早期の治療が望まれます。 -
“貯筋”て知っていますか?
口の周りの沢山の筋肉によって口腔機能は活かされています。
先日、「貯筋」という言葉を創られた福永哲夫氏(鹿屋体育大学学長)のご講演を聞くことが出来ました。
その内容に深い感銘を受けたので、ここにご報告したいと思います。福永先生は貯筋運動プロジェクトを提唱されました。
道具のいらない筋力トレーニングを毎日行って貯筋していく事を世の中に広げて、
これからの超高齢社会において、多くのみなさんのQOLを高く長く保つことを目指されています。お金は借りることができますが、筋肉は借りることができません。
自分で貯めておくしかないのです。そして筋肉を貯める唯一の方法は『使うこと』なのです。
HPより抜粋
詳しくは ”貯筋” を検索してみてくださいね! -
なぜ、早期矯正治療をおこなうのか?受け口(反対咬合)
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こんにちは(*^^*)
当院のブログをご覧頂き、ありがとうございます!いままで、医療では病気を予防する事に力を注いできました。
この事は方向性としては素晴らしい事なのですが、世界人口の7億人の中で病気になっていないにもかかわらず、病院に行き医療費を支払って予防処置が出来る人は世界人口の中で何パーセントいるのでしょうか?
この日本でも歯科の予防として、唾液の検査や口腔内の細菌検査を保険適応外で受診される方がいらっしゃいますが、たいていは1回検査するのみで、2回検査される方はまれで、3回される方はわたしの周りでは聞いた事がありません。
このように、一般的な人は病院に行き治療費を払うことで、病気が治り痛みが治まると言ったその対価を求めます。日本では数十年の啓蒙努力により健康診断の価値が周知されるようになりました。にも拘らず、健康診断でさえ受診する事を拒む人が多い事にはおどろかされます。難病と言われる病気は子供の時期にかすかな兆候が診られることが分かってきました。通常、病気として病院にかかる動機としては日常生活に弊害が生じる場合が多い様です。
そして、その症状に対して傷病名が決まり治療が始まります。しかし、難病と言われる病気は大人になった時点でかなり悪化している事が多く治療が困難になります。そのため、世界基準では早期に治療を始める事の重要性が叫ばれはじめました。
歯科分野に於いても口腔機能の獲得が小児期に行われるために、子供の矯正の重要度が増してきています。矯正学に於いても早期治療が効力を発揮します。
口腔機能には咀嚼、嚥下、発音、呼吸などがありますが、これらの機能は子供の時期から大人と同じ能力を持っているわけでは無く、習慣性随意運動といって年月を重ねて習得していくものなのです。例えていえば言葉の喋り方などが当たります。
歯並び、咬合の不具合から発音に不具合が生じた場合には、その影響は大人になるまで蓄積され、ある年齢になるとそれを治す事が非常に困難となってきます。口腔機能は習慣性随意運動であるため悪い習慣が固定化されていない混合歯列期から咬合異常の要因を早期に取り除く事が重要であり、遅くとも永久歯が萌出直後には歯列矯正治療を開始した方が良いと考えられます。
今回の症例です。
いずみ歯科矯正歯科医院では口腔機能を重視した矯正治療を心がけています。
口腔機能には咀嚼、嚥下、発音、や呼吸などがありますが、これらの機能は子供の時期から大人と同じ能力を持っているわけでは無く、習慣性随意運動といって年月を重ねて習得していきます。
例えていえば言葉の喋り方などが当たります。
歯並び、咬合の不具合から発音に不具合が生じた場合には、その影響は大人になるまで蓄積され、ある年齢になるとそれを治す事が非常に困難となってきます。歯科分野では口腔機能の獲得が小児期に行われるために、こどもの早期歯科治療は重要です。
また、特に受け口(下顎前突)は上下の咬み合わせが通常と逆になるため筋肉や骨の形が通常と変わってきます。そのため受け口は将来の顔貌にも影響を与える為に特に早期の治療
が治療効果を発揮する症例と言えます。いずれも、顎のラインがスッキリしています。
これは、受け口が改善して筋肉の使い方が通常に戻ったために起こった変化です。
大人ではこの変化は起こりません。次に骨格で比べて診ましょう。
同じ人の1年後の骨格です。
小学校低学年の治療であれば、この変化は普通に起こる変化です。
骨格のことからも受け口は早期治療の効果が得られやすい症例です。
しかしながら20歳位まで受け口を放置すると下の図の様にその骨格は上から頭蓋骨は形を楕円に変形させます。中顔面は凹みます。下顎骨は先端部分が厚くなり、三角形になります。
このように、大人の咬合力で通常と逆に咬むために顔面頭蓋の骨の形を変化させて受け口に適応していきます。このため、大人になってから矯正治療は可能ですが変形した骨の形を元に戻す事は出来ません。
そのため、受け口の早期治療は価値があります。
☆受け口(反対咬合)の治し方(9歳3か月 女子 初診時)
咬み合わせの高さの改善をはかります。
<一口メモ>
一般的な反対咬合の症例です。当院では既成の矯正装置ではなくブラケットという矯正装置を歯に一本ずつ装着することで個人個人にあった治療をしていきます。当矯正歯科医院でのこどもの矯正の治療目標について
・上顎と下顎のバランスの改善と顎の正常な発達への誘導
(永久歯の大半がまだ、未萌出のため歯列誘導などの処置は目標ではありません。)
改善目標としては 下顎の未発達、上顎の未発達、咬合の不整合など、注意事項として鼻筋を整える、顎の形を変えるといった顔貌にかかわるご要望には対応できません。また、子供の時期は乳歯が絶えず抜け替わる時期でもあり、咬み合わせが変化するので、正中を一致させることはできません。
その後、永久歯がはえ揃ってから再度計画を立てて永久歯の歯並び、咬み合わせを改善していきます。
以上のような基本的な治療目標によって計画書を説明し承認を得てから治療を進めていきます。
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何故、歯(第一小臼歯)を抜かないで出っ歯(上顎前突)の矯正治療が出来るのか?6
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いずみ歯科矯正歯科医院では健康と口腔機能の向上を考えた矯正治療を目指しています。
その為には歯を抜かないで矯正治療を行う必要があります。
いずみ歯科矯正歯科医院では第一小臼歯を抜かないで治療 しています。
その為に MEAW(マルチループ)を利用して 歯を立体的に動かしています。
臼歯部が何らかの理由で近心部の歯を押し出していくメカニズムは上下ほぼ同じです。
下の図は歯の押し出しが前歯まで影響を与えている症例です。
大臼歯部が近心に傾いて咬み合わせの高さが低くなるとその歪みが前歯に伝わり、前突状態となります。
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何故、歯(第一小臼歯)を抜かないで出っ歯(上顎前突)の矯正治療が出来るのか? 5
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その為にMEAW(マルチループ)を利用して歯を立体的に動かしています。
MEAW(マルチループ)を利用して歯を動かす隙間の作り方は2種類あります。
②ふたつ目は以下の様な原理です。
①では歯が近心側に綺麗に傾いた場合ですが、歯が内側(舌側)に傾く事もあります。
この場合もMEAW(マルチループ)によって内側(舌側)に傾むいた歯を起こしていきます。
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何故、歯(第一小臼歯)を抜かないで出っ歯(上顎前突)の矯正治療が出来るのか? 4
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その為にMEAW(マルチループ)を利用して歯を立体的に動かしています。
MEAW(マルチループ)を利用して歯を動かす隙間の作り方は2種類あります。
①ひとつ目は以下の様な原理です。
これを身近な7冊の本を使って説明していきましょう。
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その為にMEAW(マルチループ)を利用して歯を立体的に動かしています。
前回はMEAW(マルチループ)について説明しました。
今回は何故、出っ歯(上顎前突)になるのか?を説明していきたいと思います。
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その為には歯を抜かないで矯正治療を行う必要があります。
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MEAW(マルチループ)
MEAW(マルチループ)はこの〇で囲った部分が一単位で犬歯から奥にある歯をそれぞれ立体的に動かしていく事ができます。
MEAW(マルチループ)を利用して治療中
初診時
治療終了時
初診時から終了時まで咬み合わせに大きな変化が診られますが
歯はどこも抜いていません。
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