こどもの矯正 早期治療の意味 出っ歯(上顎前突) 医療法人社団クオリタス いずみ歯科矯正歯科医院 市川市、船橋市、浦安市江戸川区
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こんにちは(*^^*)
当院のブログをご覧頂き、ありがとうございます!
いずみ歯科矯正歯科医院では口腔機能が正常に獲得できるように小児期に、上下顎骨を改善する治療を行っております。
口腔機能には咀嚼、嚥下、発音、呼吸などがありますが、これらの機能は子供の時期から大人と同じ能力を持っているわけでは無く、習慣性随意運動といって年月を重ねて習得していきます。
特に早期治療が効力を発揮する症例として出っ歯(上顎前突)があります。
上顎前突が何故、治療した方がいいのか?
1900年代前半では見た目が悪い、又は転んだ時に前歯の外傷を負う確率が高くなると言った理由が大半でしたが、近年になって口腔機能の改善に対しても治療の目標として考えられるようになりました。
【出っ歯(上顎前突)】
出っ歯(上顎前突)の咬み合わせの特徴として、上顎前歯が突き出している症例を指しますが、この様な状態となる原因として2種類の考え方があります。
①下顎が後方に移動して前歯が突き出ている。
②上顎の前方部の骨が過成長している。
①も②も見た目にはあまり変わりませんが口腔機能を考える時に大きな違いが出てきます。
②に関しては見た目や、前歯の外傷など1900年前半の治療目標としては当然治療目標となりますが、口腔機能を治療目標とすると重要度がやや薄れてきます。
①に関しては出っ歯(上顎前突)の構成要因が下顎骨の後退にあることから口腔機能という治療目標とするうえで、顎関節の機能に対して大きなマイナス要因となります。
顎関節の機能と上顎前歯の傾斜の関係
下に示す図は、顎関節と上顎前歯の傾斜関係が2本の平行線により表されています。
上記の様に出っ歯(上顎前突)と顎関節は表裏一体の関係にあります。
この為、子供の時には何の障害も感じないのですが大人になってから顎関節症や無呼吸などの症状を引き起こす確率が高くなります。
この為、出っ歯(上顎前突)は子供の時期に治療しておくことが良い症例と言えます。
顎関節の形態的変化を考えても早期治療が必要であることが分かります。
大人の顎関節
大人になると顎の関節が骨で固まってしまいます。
こうなると、顎の関節の位置を修正する事はかなり困難になります。
子供の顎関節
大人の顎関節と比べると子供の顎関節は骨によって固まることなく、顎の位置を比較的簡単に改善する事が出来ます。
矯正治療の最終目標は永久歯の美しい歯並び、咬み合わせです。
当院での上顎前突の治療終了時
当院での治療方針は口腔機能を改善する事にあります。
そのためには咬み合わせの高さ(咬合高径)を改善する必要があります。
臨床的には咬み合わせの高さを挙上する必要があります。
大人の矯正では咬み合わせの挙上の為にはMEAW法(マルチループ)を使用します。
マルチループ(MEAW)
上記の矯正装置を使用して咬み合わせの高さを改善していきます。
臨床的にはマルチループの他にゴムを24時間使用する必要があります。
したがって、当院ではおとなの出っ歯(上顎前突)に対しても第一小臼歯を抜歯する事無く治療する事が出来ます。
ただ、子供の時期(小学校2、3年)であれば、マルチループを使用する事無く治療する事が出来ます。
7歳 子供の時期(混合歯列期)
子供の時期(混合歯列期)にはまだ、乳臼歯があります。
この乳臼歯は将来永久歯と交換する歯のために、一時的に乳臼歯を矯正装置として利用します。
キーポイントの歯は第一大臼歯です。
将来にわたって上下の第一大臼歯のかみ合った高さが低いとそのままの状態が続いていきます。
出っ歯の原因のひとつに咬み合わせの高さが低いという事が考えられます。
この咬み合わせの高さは、2歳前後に第一乳臼歯が咬み合う時期に決定されます。
上下の第一乳臼歯が咬み合った時期
この上下の第一乳臼歯の咬み合った高さは一生涯にわたり影響を与えつづけます。
この咬み合わせの高さが一生涯変わらない原因のひとつに食事時に上下の歯を咬み合わせる事が考えられます。
当院のこどもの矯正治療法では乳臼歯の上にレジンを盛る事で、上下第一大臼歯の間に隙間を作る事で、咬み合わせの高さの改善を図ります。
レジンを盛る事で、上下第一大臼歯の間に隙間が出来ます。
100年の矯正治療の歴史では第一大臼歯の咬み合わせの高さの改善を考えていませんでした。
当矯正歯科医院では乳臼歯にレジンを盛る事によって上下第一大臼歯の間に隙間を作る事により、上下第一大臼歯の萌出を図り、咬み合わせの高さの改善を促進します。
こどもの時期の乳臼歯と第一大臼歯の咬み合わせ。(咬み合わせが低い)
乳臼歯にレジンを盛る事で第一大臼歯の咬み合わせに隙間が出来ました。
約2か月ほどで隙間が埋まり第一大臼歯が咬み合いました。
初診時の咬み合わせ
第一大臼歯の咬み合わせの高さの改善後
小学校低学年であればマルチループ(MEAW)を使用しなくても咬み合わせの高さの改善が出来ます。
こどもの矯正の治療目標について
1、上顎と下顎のバランスの改善と顎の正常な発達への誘導
(永久歯の大半がまだ、未萌出のため歯列誘導などの処置は目標ではありません。)
改善目標としては 下顎の未発達、上顎の未発達、咬合の不整合など
注意事項として鼻筋を整える、顎の形を変えるといった顔貌にかかわるご要望には対応できません。
また、子供の時期は乳歯が絶えず抜け替わる時期でもあり、咬み合わせが絶えず変化するので、正中を一致させることはできません。
その後、永久歯が生え揃ってから再度計画を立てて永久歯の歯並び、咬み合わせを改善していきます。
当院では、矯正の無料相談を行っております(^^)
矯正に興味がある方は、お気軽にお問い合わせください♪
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