子供時代が老後を決める
60歳を超えると口腔機能の減退が始まってきます。
ひとつの現象として、食べ物が上手く呑み込めないなどの咀嚼・嚥下障害といわれるような状態となります。これを老年期では口腔機能低下症という診断名をつけています。
下の図(小児歯科学会HP抜粋)から分かるように、老年期の口腔機能低下症は成長発育期では口腔機能発達不全症と診断しています。
どちらも口腔機能がある一定水準を下回ると機能異常が発現してきます。
このふたつの期の違いは成長発育期では機能の向上が見込め、老年期では一般的には機能の低下しかないという事です。
歯並びや咬み合わせに異常があると人生で一番、口腔機能が向上する時期のブレーキとなってしまいます。
豊かな口腔機能の老年期を過ごすためには成長発育期に口腔機能の機能獲得や習熟を出来るだけ多く貯金しておく事が大切です。
そのために早期の矯正治療は重要なのです。
(小児歯科学会HP抜粋)